2輪車は原付しか乗れない筆者です。
やっと春らしくなり、これからどんどんバイクに乗る人が増えてまいります。
そして事故が増えるため交通安全週間などが全国で開催される時期でもございます。
そんなこの時期に、初めて原付バイクデビューをされる方。
幾度となく危ない目にあった筆者の体験をもとに、気をつけてほしい点を5つまとめました。
以下5点を肝に命じて、安全運転を心がけてください。
1.巻き込みに気をつけるべし
教習所などでよく聞く「巻き込み」。
「巻き込み」とは、車が左折しようとしたときに直進する原付に気がつかず、接触する事です。(もちろん原付にも注意をする義務がありますよ!)
現役の原付ドライバーの方々も怖い思いをされたことがあるのではないでしょうか。
マジで危ないんです。
筆者も現役バリバリの原付ドライバーなので、車を運転する時、原付がいるとかなり警戒します。
しかし、自分勝手な運転をされる人も一定数いらっしぃます。
巻き込みの原因に多いのが、車が方向指示器を出さない、もしくは、曲がる直前に出すという事です。
車が急に曲がってくる「かもしれない」という気持ちを常に持って運転をしましょう。
2.自己アピールをするべし
就活の面接などではありません。
考えられないかもしれませんが、車の運転車が原付に気がつかない場合があります。
私の知人も原付に乗っていた際、右折してきた車にはねられたことがあります。
その際車の運転車に「気が付かなかった」と言われたそうです。
ただ、自己アピールといっても声を出して走行するとか、旗を立てたりするわけではありません。
極力、「車の陰に入らないよう気をつける」ということです。
車の陰に入ってしまうと、原付はスッポリ隠れてしまいます。
気が付かず、事故にあってしまいます。
やむを得ない場合は、あまり側道に寄りすぎず、後ろから車が避けて通ってもらえるようにしましょう。
車の動きから原付が走っていることが予測できます。
3.積極的に二段階右折に取り組むべし
原付特有のルールで「二段階右折」というものがございます。
大きな道路なので原付が右折をすると、速度が出ている対向車と接触してしまう可能性があるため、一旦直進をし、左側の道に入り90度回ってさらに直進をするという右折方法です。
こちらは、二段階右折の標識がある場面で二段階右折をしないと交通違反になってしまいます。
しかし、標識がない場面では二段階右折をしなくても問題ございません。
問題はないのですが、通常の右折では対向車のスピードが高ければ高いほどリスクが多いのです。
ですので、田舎道でトラックがバンバン走っているような道では、二段階右折の表示がなくても「あえて」二段階右折に取り組んでいただき、事故を未然に防ぐというのが賢明です。
右折しようとしてエンストしたり、変速がうまくいかなかったら、止まりきれない対向車に跳ねられて、大惨事になります。
くれぐれも気をつけましょう。
4.ゴミに気をつけるべし
原付は車や大きな二輪車と比べると道路の隅に追いやられてしまいます。
そして道路の隅には私たち原付と同じく、追いやられているものがございます。
そう、ゴミです。
原付の走るであろう道路の隅にゴミがあるので、そのゴミを避けながら運転をしないといけません。
たまに避けようとすると砂で滑る場合があります。
危険です。
車が通る道は割と綺麗になっているのですが、横には砂利がゴミが多いのです。
なかなか気をつけようがないのですが、ゴミを避けようとしてふくらんだら車と接触したりする場合もありますので、我がもの顔で走らず、気をつけましょう。
5.スピード違反に気をつけるべし
原付バイクは制限速度が30km/hです。
30km /hなんてすぐ出ます。まして車と併走しているので、感覚もマヒして速度超過に陥りやすいです。
下り坂などでは50ccとは思えないほどのスピードが出てしまいます。
しかし、出してはいけないんです。
出してコケたら一大事です。
出して車と接触したら一大事です。
そして、出して捕まったら即免停、もしくは免許取消です。
最初は30km/hが早っ!と思ってしまいますが、慣れてくると遅く感じます。
遅く感じても速度超過には気をつけましょう。
車より遅く走っていても制限速度が遅いので免停、免許取消のリスクが大きいです。
そして何よりも、自分が大けがをする可能性が高くなります。
気をつけましょう。
まとめ
原付は便利で経済的な乗り物ですが、同時に事故で怪我をするリスクが高い乗り物でもあります。
自分の身は自分で守りましょう。
そしてせっかく高いお金と時間をかけて取った自分の免許も大事にしましょう。
それでは、この春原付デビューされる方が良い原付ライフを送れることを祈っております。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
ご意見、ご感想、ご指摘などお気軽にコメントくださいませ。
※以前の記事「原付バイクのメリット・デメリット」と内容が重複している部分がございますが、ご了承くださいませ。
コメントを残す