こんにちは。
旧近衛邸でお茶を嗜んだ記事はこちら↓
今回は旧近衛邸の魅力を5つに分けてご紹介いただいます。
あくまでも建物の造りに特化しているのでお庭が良いとか接客が良いとかはありません。
その点はご了承ください。
早速ご紹介していきます。
旧近衛邸の面白いところ①大黒柱がない
大抵の建物には大黒柱と呼ばれる大きな柱があります。
しかし、この旧近衛邸には大黒柱はありません。
ちょっと太いなぁくらいの柱が複数建っていてそれでちゃんと建物として成り立っています。
この柱より太い柱は見当たりません。
中央右側に写っている黒い柱が複数建って支えています。
旧近衛邸の面白いところ②ガラスが極薄
こちらの画像は旧近衛邸から見たお庭です。
写真では見にくいですが、この青丸の中が少し歪んでいるのがお分かりになるでしょうか?
これはガラスを職人さんが手作業でギリギリまで薄く作ったので波打って見えるのです。
実際に見るとかなり波打ってます。その分透明度も高く非常にクリアです。
飛び石だと一発で割れちゃいそうですね。
旧近衛邸の面白いところ③茶室の入り口が分割式
茶室の入り口と聞くとせまーい入り口を思い浮かべる事が多いかと思います。
にじり口といいますが、これは武士が刀を腰に刺したまま入れないようにする為だと言われています。(説明を受けました。)
また、茶室に入ったら身分は関係なくお茶を嗜む為にどれだけ偉い人でも頭を下げて入らなければならないとも言われています。
しかし、この旧近衛邸は一味違います。
なんと頭を下げなくても入れるんです。
まずはこちらが通常の入り口であるにじり口です。
頭を下げないと入れないような高さになっています。
そして、こちらは貴人口と呼ばれる入り口です。
間にある敷居は取り外しが可能です。
取り外すことにより頭を下げなくても茶室に入る事ができるそうです。
トップクラスの公家がおもてなすような偉い人なので説明してくれた係の人曰く、天皇様などが来られることも想定して作られたそうです。
旧近衛邸の面白いところ④襖に四季を感じさせるこだわり
細部までこだわりを感じるのがこの旧近衛邸です。
こちらは襖なのですが、この襖は4枚がそれぞれ四季をを表す花が描かれています。
あまりよった写真だと実物見なくても良いやってなってしまうので、引きの写真でご勘弁ください。
そしてこの引き手部分も可愛い鳥さんがとなっています。
実物を見てやっとわかるくらいの小さなこだわりですが、この鳥さんには目まで描かれています。
旧近衛邸の面白いところ⑤明るく開放的な茶室
茶室といえばこじんまりとしている印象がありますよね。
茶室の広さは平均4.5畳です。これより狭いと「小間」広いと「広間」と呼ばれています。
旧近衛邸の茶室は広さがなんと6畳あります。それだけではなく3畳の次の間がありさらに開放感があります。
そして貴人口がある為に光を通しやすい作りの入り口があり、採光も良いです。
広さがわかりやすい写真がなく申し訳ありません。
ぜひ実際にみて体感してください。
まとめ
細かなところはもっとあるんですが、今回は5つにまとめさせていただきました。
柱の造りや天井の造りも面白いのでぜひご覧いただきたいです。
また、旧近衛邸にいらっしゃるスタッフの方は詳しい方が多いので色々とご質問してもしっかりと回答してくださいます。
美味しいお茶とお菓子を食べて、色々と聞いてみても良いですよ。
ちなみに筆者のきはらが一番良かったところは「茶菓子とお茶を一緒に嗜めること」です(笑)
お茶って先に茶菓子を食べてからあとで飲むのが一般的なんですね。
しかし、お作法や順番は気にしなくても良いとおっしゃってくださいましたので、同時に楽しむ事ができました。
お茶は飲みたいけど作法知らないし・・・という方も行きやすいのでおすすめです。
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