1年ほど前からニュースなどで取り上げられているパナマ文書。
私も「ふーん」という感じであまり深く聞いていませんでしたが、報じられて1年ほど遅れて気になったので、今更ながら解説いたします。
パナマ文書とは?
パナマの法律事務所のモサック・フォンセカが作成した機密文書です。
どうして問題なのか?
普通の機密文書の流出ならば、世界的に騒がれることもございません。
どうしてここまで大きく世界で報道されているかと言いますと、機密文書の内容が世界的に有名な政治家や個人、企業に租税回避行為の疑いをかけるものだったからです。
※租税回避行為とは
合法な租税負担の軽減行為のこと。本来は合法ですが、タックスヘイブンを用いて自国で課税される金額が課税されないというのは納得いかないというので非難されています。
日本人で名前が上がっている企業は、
ソフトバンクのグループ会社、広告代理店の電通、丸紅、伊藤忠商事など。
個人の方もいらっしゃいます。
そしてその未申告額は、総額2200兆円以上だそうです。
桁が多すぎてイマイチわかりませんが、MacBookPro15インチの上位モデル(約30万円)が73億個以上買える計算です。
まだ多すぎてピンときませんが、日本の平成28年度一般会計予算が96.7兆円です。
ざっくりと計算しますと、日本の予算の22年分です。
世界規模とはいえ、想像もつかない金額ですね。
実際は、この金額は未申告というので、申告した場合にはもっともっと少ない額になります。
ほとんどの企業は適切に租税回避をされているので取り締まることはなかなかございませんが、金額とそれに上がってきた名前がビッグネームすぎて・・・非難されています。
大統領が自国に税金を納めるが嫌で租税回避とか、残念ですね。
幸い日本の政治家の名前は上がっていませんので、一安心ですね。
みなさん、「国民の義務」をしっかり守っていただいて。
まとめ
ということで、パナマ文書の概要と問題となっている原因でした。
まぁ何億と収入があったら節税とかも考えるのかもしれませんが、今はなんにも思わないですね。
最後まで御覧戴きまして、ありがとうございます。
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