どうもこんにちは。
きはらたけるでございます。
今年の目標の一つであった「北海道に行く」編のパート2です。
パート1の摩周湖と知床半島編はこちらです↓↓
今回は網走市の「網走監獄博物館」と「オホーツク流氷館」に行きましたのでご紹介をいたします。
網走市ってどんなとこ?
網走市はオホーツク海に面した町で、「知床半島の入り口」の斜里町と「道産子ギャルはなまらめんこい」の舞台の北見市の近くです。
そして最近完結した「ゴールデンカムイ」でも登場した「網走監獄」がある場所です。
網走市について詳しくはこちらをご覧ください。
網走市公式サイト↓↓
https://www.city.abashiri.hokkaido.jp/
網走監獄博物館
早速ですが網走監獄博物館の様子です。
現在では博物館という名の通り、監獄時代の資料の展示や監獄の歴史を学ぶ場所となっております。
まずは入り口から。
(こちらに来るまでにお支払い等の入館受付などがあります。)
ゴールデンカムイでもお馴染みの正面玄関ですね。
実際に見た感想は「あれっ、塀が意外と低い!」というものでした。120年前以上も前の建物なので作りが全体的に小さいのは仕方のないことですね。
収監されないように看守さんに媚を売りいざ中に入ります。
媚を売るパンダの図。
そのまま真っ直ぐ進むと奥に庁舎があります。
庁舎
庁舎の中では北海道開拓の歴史と重要文化財の見所を紹介した展示などがあります。そして個人的な一番の目玉はこちら。
ゴールデンカムイの作者である野田サトルさん直筆イラストが飾られてます。
しらいしー。
旧網走刑務所職員官舎
こちらは庁舎を出てすぐ近くにある職員の官舎です。
職員官舎の中で最も狭い間取りの官舎で、9坪の敷地に竈門などの最低限生活に必要なものが置かれています。
階級が上がると広い官舎へ移動できるそうです。
中は当時の生活の様子が再現されています。
ちなみにこの官舎の屋根は「瓦」でできています。北海道では少なかった「瓦屋根」ですが、刑務所の窯で「瓦」を焼いていたので官舎は「瓦屋根」でした。
旧網走監獄舎房及び中央見張所
網走監獄といえば一番に思い浮かべる建物ですよね。
放射状に広がる5棟の舎房。1ヶ所から舎房全体を見渡せるように8角形の見張り所が設けられています。ここには独居房、雑居房合せて226房あり、最大700名を収容できました。舎房の廊下には天窓がつけられており、クイーンポストトラスの小窓組と鉄筋の開き止めが、美しい空間を造りだしています。舎房の堅格子(斜め格子)は、中から向かい側の舎房が見えないように工夫されているほか、堅いヤチダモの木で造られた扉は、外から施錠されていて中からは開けられない堅牢な作りが特徴です。この舎房は、1984年まで網走刑務所の獄房として72年間にわたり使われていました。
博物館 網走監獄 パンフレット参照
放射状の特徴的な造りになっている舎房です。
まずは正面。
次は横からの画像をどうぞ。
次は斜めからどうぞ。
ギリギリ斜めからだと放射状感が伝わるのでは無いでしょうか。画角が酷すぎて分かりにくいですね。すいません。
上から見ると放射状なのが分かりやすいのですが外からだと全然分かりませんね。
お次は中からです。
中央見張所からのお写真。
一箇所の見張台で全ての舎房を見ることができるのが放射状の舎房の特徴です。見えていませんがこの左右に一つづつ舎房があります。
舎房を進むとこのようになっており、5棟ある中の1棟に脱獄王「白鳥由栄」さんフィギュアが脱獄しながらお迎えしてくれています。
天井は近くで見るとこのようになっています。
ゴールデンカムイを観られた方だと分かると思いますが、杉元たちが侵入した所がここの天井でしたね。胸熱です。
旧網走監獄 教誨堂(きょうかいどう)
こちらの教誨堂は囚人達に精神的、倫理的、宗教的な指導を行うために設置されました。外観は和風建築なのに中はめっちゃ洋風建築なのが魅力的な建物です。
外観はとても厳つい和風建築です。
そして中はこちら。
柱のない空間で明るい内装です。
ゴールデンカムイでは土方歳三と犬童典獄の戦闘がこの教誨堂で行われます。他には白石とシスターが出会うシーンですね(笑)
まだまだ見所たくさん
紹介しきれなかった場所をご紹介いたします。
味噌・醤油蔵
こちらは味噌・醤油蔵にある樽です。
パンダが小さいのか樽が大きいのか分かりにくいのですが樽が大きいです。
約9,000リットルもの醤油が入るそうです。
浴場
明治45年の浴室の様子が再現されています。
網走監獄の公式HPでは「受刑者にとっては入浴は生活で最も楽しみな一時です。」と記載されています。6月から9月の夏季は月に5回の入浴。それ以外は月に1回だったそうです。それはそれは楽しみだったんだと想像できるのですが、脱衣と着衣込みで15分だったそうです。浴槽に浸かっている時間は計6分と、私のサウナ1セットより短い時間なので非常に貴重な時間だったのでしょう。現在は1日おきに入浴できるようになっています。
独立型独居房
こちらは独立型独居房です。
醤油樽くらいの独居房です。
明治45年の再建時には34棟あったそうですが、受刑者の社会復帰を目的になるにつれて他の受刑者とコミュニケーションの取れる雑居房が増え、独居房が減っていたそうです。
(悲壮感の漂うアイキャッチ画像はこの画像を使いました。)
監獄歴史館
網走監獄の歴史や役割、当時の受刑者の生活、仕事などが詳しく学べる場所です。
見入ってしまって写真を撮るのを忘れてしまいました。すいません。
「受刑者だから仕方がない」では済まされないような辛い労働環境で服役していた歴史や、その受刑者の働きによって進んだ北海道開拓。当時の資料やプロジェクションマッピングで再現されています。また看守も辛い環境だったそうです。食事に至っては受刑者より少ないこともあったそうです。
博物館 網走監獄公式HP
https://www.kangoku.jp/
オホーツク流氷館
続いては「オホーツク流氷館」でございます。
流氷とオホーツクの生き物をテーマとした観光施設だそうです。クリオネの展示や本物の流氷の展示などがあります。
こちらも写真とともにご紹介いたします。
流氷体感テラス
マイナス15度の室内で本物の流氷を見ることができます。
このツルツルの氷が流氷です。こんな氷で海が真っ白に染まるのはきっと壮観なんでしょうね。
流氷見るために北海道行く予定たてるくらいには興味あります。早ければ次の冬に・・・。
サイズ感がわかりにくいのですが、めちゃくちゃデカイです。キツネの剥製が乗ってこのサイズ感。奥の平べったい流氷だと軽トラの荷台に近い大きさです。
流氷体感テラスに入る前に濡れたタオルを貰うことができるので、そのタオルを振り回して凍らせる「しばれ実験」もできます。
例に漏れずしっかりタオルを回してきました。回せ〜、根は回せ〜(モモウメ風)
クリオネの展示
流氷の天使と呼ばれる「クリオネ」の展示があります。
ピンボケが過ぎますがクリオネです!展示されていたクリオネは1センチ程だったのですが棲む場所によっては10センチ近くになることもあるそうです。
クリオネは貝の仲間ですがジッとしていることはなく、ずっと手みたいなのをパタパタさせながら泳いでました。
パタパタ可愛かった。
パンダ子店長ちゃんねるで動画公開中↓↓
https://youtube.com/shorts/nTR2VLcYGKs?feature=share
クリオネの他にも「フウセンウオ」など珍しい生き物が展示されています。
流氷幻想シアター
一面の流氷を見ることができる400インチの大画面5面シアターです。
流氷の成り立ちや地球全体や周辺の地域に与える影響、北海道の海に豊富な栄養をもたらす要因など迫力のある映像と共に知ることができます。
この流氷幻想シアターを見た後は北海道の海の幸が、より美味しく感じます。
天都山 展望テラス
オホーツク流氷館は標高207mの天都山という網走で一番高い山の頂上にあります。オホーツク流氷館の屋上には展望台があり、360度見渡せる絶景が広がっています。
近くだと網走湖、遠くは知床連山まで見えます。
眼下に広がるのが網走市の市街地。その奥にはオホーツク海とさらに奥に知床連山が見えます。
正面の海はオホーツク海で流氷の時期には海が真っ白になるそうです。街も真っ白で海も真っ白なのは見たい!!
こちらは反対側の網走湖方面です。
左が網走湖(あばしりこ)、右が能取湖(のとろこ)です。能取湖では秋になるとサンゴ草が一面に広がり紅色に染まるそうです。
能取湖サンゴ草群落池(網走観光協会HP)
https://www.abakanko.jp/seen/scenery/sangosou.html
まとめ
網走監獄博物館とオホーツク流氷館のご紹介でした。
いかがだったでしょうか?まだまだ紹介しきれていないところもありますが、見所が多くて魅了的な観光地です。
季節によって全く違う景色を見せてくれるので、次は冬に行こうと思います。本州の人間が網走の冬に乗り込むのは覚悟が入りますが楽しみです。
流氷を見たり、わかさぎ釣りもできるそうです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
ご意見ご感想などございましたら是非コメントしてください。
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