こんにちは。
きはらたけるでございます。Twtter @Jamkihara
今回は愛知県西尾市にある「西尾市岩瀬文庫」のご紹介をいたします。
日本初の古文書ミュージアムと呼ばれているだけあって、古文書が沢山あります!
ガラスに展示されているだけでなく、「こんな気軽に触っていいの?」というような感じで展示してあります。
(日本全国の平均的な古文書展示数を調べてないのですが、めっちゃ古文書があると言って大丈夫です。)
ということで、西尾市岩瀬文庫の魅力は「古文書」です。
ですので、魅力も古文書に偏っていますがご了承ください。
西尾市岩瀬文庫の成り立ちなどはこちらをご覧ください
西尾市岩瀬文庫公式HP↓
https://iwasebunko.jp/about/history.html
私が色々なところへ行っている理由はこちらから↓
岩瀬文庫の魅力①古文書がめっちゃ多い。

魅力①からしっかり古文書の事でございます。
古文書といえばガラスケースに入って大事そうに飾られているのを想像します。
しかし、この西尾市岩瀬文庫は違います。
もちろん貴重なものはガラスケースに入っています。
しかし、それ以外にも手にとってみたり、本棚のように背表紙しか見えない状態で置いてあるくらい沢山あります。
多くが江戸時代よりも前の本ですから驚きます。
岩瀬文庫の魅力②テーマに沿った企画展が開催されている
岩瀬文庫にはあらゆる分野の古文書が蔵書としてあるので、テーマや時期に沿った企画展が開催されます。
私が訪れた時は「茶」の企画展でした。(ちなみに西尾市は抹茶で有名な市です。)

昔の栽培製法などを書いたものが多数並んでいました。

お茶の関係した古文書だったので比較的新しいものが多かったです(それでも江戸後期〜明治にかけてのものなので内容は全くわかりません。)
お茶だけでなく、宗教関係の蔵書や歴史、文学の蔵書やなんと当時の江戸時代以前の料理のレシピ本など多岐に渡ります。
当時の風俗事情を記載したものもあるので歴史的な価値や文化的価値が非常に高いですね。
岩瀬文庫の魅力③古文書に関係した展示も多い

こちらは「百万塔」と呼ばれるものです。
詳しくはこちら↓
https://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/kouko/hyakuman.html
京都国立博物館の公式HPです。西尾市岩瀬文庫のHPには詳細がなかったもので・・・。
ざっくり説明させていただくと、奈良時代に反乱が起きてそれをもう起こさないように願いを込めて陀羅尼(お経)を入れて称徳天皇が当時の大きなお寺10寺に100万個配りました。その入れ物の「塔」も100万個造られたので「百万塔」と呼ばれています。
1908年に岩瀬文庫が法隆寺から譲り受けたそうです。
この他には古文書作られ方の説明や、般若心経の書写の一部などがございます。

岩瀬文庫の魅力④建物と景観がとても綺麗
これだけ古文書がある岩瀬文庫ですが、2003年にリニューアルオープンしたので建物は蔵書の年数の割にめちゃくちゃ綺麗です。
このリニューアルオープンので「古文書ミュージアム」になったようです。(公式HPより)
また同じ敷地内には西尾市図書館、そして反対にはテニスコートがあります。
そして一際目を引く建物があります。
それがこちら↓

こちらは岩瀬文庫書庫です。
岩瀬文庫すぐ横に建てられています。池や小さな橋などがある綺麗なお庭があり自然も豊かです。
詳細はこちら↓

古文書に触れる事ができる珍しい施設
日本初の古文書ミュージアムと銘打っているだけあり、気軽に古文書に触れる事ができます。
正直なところ古文書自体にはあまり私は価値を感じられませんでした。正確には、当時の風俗や文化を知る事ができるというのはすごく価値が高い事だと思いますが、古文書としての価値は勉強不足なのでわかりませんでした。
しかし、実際に見て触れることにより、その時代について考えたり調べたりするきっかけになるので、入り口として一度訪れて興味をもち、ある程度詳しくなってから再度訪れたいと思いました。
何度訪れてもネタが尽きないくらいの蔵書を抱えている岩瀬文庫なので、興味がない方や全然わからない方も一度足を運んでいただき、見ていただければ魅力を感じていただけると思います。
ちなみに私が一番驚き興味を持った事は漢字4文字の元号があったという事でした!
(奈良時代にだけあるそうです。めっちゃ中2病に受けそうな元号ですが神護景曇がお気に入りになりました。カッコいい。)
では、最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
ご意見、ご感想などぜひコメントくださいませ。
おとなりの蒲郡市についての記事はこちら↓
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